もういない
雪も降ったし、めっきり冷え込むようになったし、天国でぬくぬく暮らしていると信じてる。
今日、なぜかくるみの毛が1本、髪の毛をかいたら手にくっついてきた。
訴えてるのかな?生きてるよーって。
いいや、もう、そんな迷信みたいなこと、信じない。考えない。
生きてるわけがないもん。
夏ならまだしも、冬は、ねぇ、無理だろう。
小さいころ、北海道のベランダから落ちて、探したなぁ。
くるみーと大きな声で叫んだからか忘れたけど、にゃーと小さく泣く声が。
どこだ?と探すと、1階のベランダにいたんだっけ?
雪の中、寒かったな。
昔から、そんな子だったのです。
外が好きだったんです。
だから、本望かもしれないね、お外に行けて。
でも、やっぱり一緒に寝たかったな。なでなでしたかったな。
ばか。
でも、もういいいよ。苦しいから、帰ってこないと考えるのはやめた。
もういないんだもん、仕方がない。