嘔吐

22日金曜朝、柚衣がグダグダ。ゴロゴロ。いい加減にしなさい、と怒った。

無理矢理食べさせた。ら、ぐえっと吐いた。

ありゃりゃ、とトントンしてたら、私に向けて、さらに吐いた。

どうしよう〜、もうとにかく柚衣はあっちいってよ、ほら早く、と、

しっし、と犬を追い払うかのように、手でじゅうたんからでるようにキツク言った。

ゲロまみれになったので、とりあえず私はお風呂場に行って、パンツ以外の服を脱いだ。

部屋に戻ると、柚衣がじゅうたんの上にいるではないか!!!

ちょっと〜何してんのよ〜やめてよ〜ふざけんな、こっち来い、と私。

半泣きになった。

あ、ごめん、とりあえず服脱ごう、とパンツだけにさせ、服をとりに2階へ行った。

着替えさせて、今日保育園お休みしようね、と。

妃菜はじっと見てたり、歌ってたり、我関せず。

柚衣は一人で待ってるといい、ゴロンしてテレビ見て待っていた。

まぁ、午前中でほぼ治ったんだけどね。

でも、日曜お昼もグダグダしてたから、怒っちゃった。

いっつもわがままばっかり言って。柚衣の言うことばっか聞いてらんないんだよ。

もう柚衣の言うことなんて何にも聞いてあげない。もう嫌だ。知らない。

かわいそうに。

公園行くって言ったのに、行かないって言いだしたから、ぷつんと切れてしまった。

ごめんね、でもお母さんもいやだったんだよ。って言った。



26日火曜夕方、保育園から、妃菜が吐いたと電話あり。

あーやっぱりね、きちゃったわ、ははは〜。

事務所でしょんぼり妃菜。

座り込んだ私の背後から、抱きついた瞬間、げーろげろ。

え…。

中寺先生が、あ〜と処理してくれた。

そこに水門先生もたまたまいて、あらあら〜とたくとを持っててくれた。

でも、たくともゲロがかかり、着替えを持ってきてくれることに。

私はしばらく、どうしていいかわからず動けなかった。

すみません先生、しか言えなかった。

妃菜、大丈夫かいって声をかけてなかった。

ちらっと見ると、困ったような顔。

それでも、声がかけられなかったかな、忘れちゃった。

家に戻ると、せき込んでつばみたいなものを吐きそうにしたから、

ちょっと待ってからとタオルをもっていくと、すでにベローとだしていた。

ふざけんな、なにしてんのよ、と声を荒げると、

泣きそうになる柚衣と妃菜の顔が目に入った。



最低だ、私。