進級おめでとう

今日は進級式。

妃菜は母を見つけると、照れくさそうにはにかんでいる。

くー可愛すぎる。

柚衣は緊張してるのか、先生にだっこ抱っこ。

と思ったら、寝ちゃってた。かわいいのう。

そしてドキドキの先生発表。

たいよう組についに横山先生が!!!

妃菜、うれしいだろうなぁ。私もうれしすぎて涙出た。

柚衣も、水門先生がほし1組でほっとした。

私が好きな平瀬先生も一緒でなおさら嬉しい。

お近づきになれるかな。

いやでも、妃菜がほし組の時、結局担当の横山先生ばっかだったもんなぁ。

とにかく、一安心でした。

進級式のあと、説明会がちょっとあって、親と子が部屋で一緒になるんだけど、

これない親もたくさんいるわけで、表君もしかり。

ほとんど親が来てるのに、親が来てない子供はちょっとしょんぼり。

なんだかかわいそうになったよ。

先生も親相手に忙しいし。

仕方がないんかな、でも、その子供の心がわかるから、なぁ、辛かった。

私が小さいときは来なかったほうだもんね。

だからさ、まぁちょうど私の前あたりに親が来てない子供たちがゴロゴロいたから、

上手だったねぇとか名札かわったねぇとか話しかけてさ、

表君がおっぱいさわってきたから、おなかに赤ちゃんいるからさぁなんて面白おかしくさせてたら、

みんな笑ってた。

嬉しかった。

妃菜はさみしかっただろうけど。無理無理おんぶしてきてたけど、かまわない私。すまん。

でも、さみしいと思うからさみしいんだよね、それは大人でも子供でも一緒だ。

目線を変えれば、話題を変えれば、楽しいことなんていっぱいあるんだから。

ほんとに、そうだよ。

わざわざ悲しみに目を向ける必要はない。

その悲しみを知っている必要はあると思うけど。

なんかイイこと言ってる気がするわ。

ちなみに、そんな風にワイワイやってから柚衣のところに行ったら、ほしさんはほとんどもう帰ってた。

そんなに気にしてなかったけど、家に帰ってきたら、柚衣がしきりに

ママ、来るの遅かった、と言うの。

なんのこっちゃ、と思ってたけど、あぁ今日のお迎えかぁと発覚。

すまんねぇ柚衣。

神経の細かいと思われる妃菜ばかりに気を使って、つい、でんとかまえてる柚衣はほったらかしにしてる傾向があるな。

でもさぁ、夜も、一人でちまちまパズルを何回もこなす柚衣がいて、それに怒る私がいて、(寝る時間だ〜とね)

泣く柚衣を心配そうな困ったようなばつが悪そうな顔をして見て、いい子に行動する妃菜を見たら、

やっぱり妃菜に気を使っちゃうよ。

妃菜は一人でパズルしてたら、たたたーっと私のとこによって来るし。

でも、柚衣もそれなりに繊細だから、ね。

あ、でも今日うんちしたって言ってたから、やっぱり妃菜のほうが大変かもしれん。