思い出

人は自分の思い通りに事を運ばせたい生き物なんだろう。

例外なく。

だから車の運転は、性格が出るというものなんだろな。

たまに、人に依存してる生き方してる人もいるけれど、

それだってその人が、人に合わせて生きたいという自分の意思を通しているだけにすぎない気がする。

自分も単純にそうなんだよね。

だから、かつ実家の、さも自分が正しいからこうしろああしろという意見に腹が立つし、

仕事も自分が納得してないのにこうしろああしろと言われると反発を覚える。



妃菜と中途半端なお昼寝してて、自分の小さい頃を思い出した。

小学生の頃は、土曜日に帰ってくる父親が嫌で嫌で、車の音がするとあぁ来ちゃったと不安感があったなぁ、とか、

茨城にいたころ、お風呂上がりに父親と2人で2階に行くのが嫌で抱っこされながら泣き叫んでいたら

ベランダに出されて、それもやだやだと泣き叫びながら抵抗して、真黒になった私を、洗ってもらいなさい、と

下に居る母親のところに行かされたなぁ、とか、

母親の帰りが遅く、ばあちゃんに帰って下さいと父親が言い、それを嫌だとごねたのかは忘れたが、

物置に閉じ込められたなぁ、それで奈々ちゃんだか奈美ちゃんだか江美ちゃんが出してあげてと助けてくれて、

私がひとりでご飯食べながら、脇でジグソーパズルやっててくれたなぁ、とか、

悲しい思い出ばっかりでてきて、泣いちゃった。

でもさ、だから私は妃菜がさみしい思いをして泣くのがいやなんだよね。

悪いことして怒って、それで泣くのは別にいいんだけど、

私が相手してあげなかったとかで泣くのは、寂しいんだろうなと思って、申し訳なくなる。

…しかし、父親、ひどいな。

私がなつかなくて、だからこうなってたんだろうけど、ランちゃんの時と同じだよね。

自分にほえる犬が憎くて蹴って蹴って、結局返しちゃってさ。

私も悪いんだよね、反抗的なことばっかりしてて、父親をいらつかせてたから。

でも、大人なのに、なんで弱い立場の者に対して、暴力振るうんだろう。

わからない。

そんな父親に対して、母は何を思っていたのだろう?

それも考えると、いらついてしまう。

子供を守れよ。

なんでこんな思い出ばかりなのに、私は実家に帰るんだろう?

そう考えると、なんかいやになってきた、あはは。

過去は忘れるもの???

こだわり過ぎてはいけないとは思うけれどね。

でも、姉のことは大好きだし、結局あそこで育ったわけだし、

そんなもんなのかもな。

でも、私の心の底では、決して忘れていないんだよ。

だから絶対に心を開かないし、距離も縮めないし、これだけは絶対。

許してもいない。

じゃあなんで結婚式に話しさせたか。

多分、そういうのが好きそうだから。ごますりかな、いや、というより、丸く収めたいからだな。

昔家族旅行でキレた父親。

お昼時にお腹すいてさらにイライラ増してきたから「あそこにジョナサンあるよ」って明るく元気に発見して、

でもなかなかこない父親のメニューになんか一言なだめるように言った気がする。

それと同じ。

ご機嫌取りだな。

だって、場の雰囲気悪くなるのいやだもん、ならば私が頑張らなくちゃね。

おかげで今の私の性格が出来上がったわけだが。



さっきから急に普通に食欲出てきちゃった。46キロまでしか落ちなかったなぁ今回。

妃菜のときは42キロくらいまでいかなかったっけ?

見た目は誰にも言われなかったけど。

おっぱいしてるから、そこまで太らないだろうけど、気をつけなくちゃね。

やっぱり我を通そうとするお婆ちゃんは苦手だしうっとおしい。

自分の考えをどうしても言いたいみたいね、相手のことなんか気にせず。

そういうの、好きじゃない。

相手を想っての自分の意見じゃないと響かないよね。


火曜の準備しなくちゃ。

午前2時13分。