仕事

やぎっちは獣医師会の役員なんだと。

ははぁん、だから役に立つってわけか。

いや、そんないやらしい考えではないのかもしれないけれど、

でも、獣医師会と関係持ちたかったんだろうね。

したたかな人だよ、理事長。

久々に会ったんだが、前のような親しみ感がなく、

よそよそしい感じ。

別にいいけどさ。

愛ちゃんと会話。

続々と人が離れていくねぇ。まぁなんとなくわかるけどさ、でも夏休みとか暇だし、

他の仕事から見たら、絶対楽だよね。と。

トリマーさんにとっては特にそうだよね。

やっぱりそう思うもんなんだね。

ん〜やっぱり私もこのままココにのんびり気長に居座ろうかしら、居座るべきかしら。

モヤモヤ。

楽だから、か。

とりあえず就職、ならココで良い。とりあえずなら、公務員でも良い。

ホントにやりたいのは…臨床で、それはとりあえずなんて心意気では出来ませぬ。

って思ったけど、

なんにせよ、長く勤務することに意義もあるよなぁなんても思う。

色々深くわかってくるしね。

でも多分、私にはもう常勤のイスはないだろう。

だから腰据えて学生と向き合いたいと思っても叶わないだろう。

だからこのまま細々と与えられた事を120%こなしていけばいい、のかな。

杉浦先生はなんで臨床やめたかって言うと、子供がいたし旦那と田舎に戻ったからで。

もう十分って思ったのかな?

愛ちゃんがトリマーはもう十分って思ったように。

そう思えたならば、この仕事は大変だけど楽だし、まいっか、という選択肢もありなのかもしれないね。

決めつけるのは良くないことだけど。

臨床の世界、もう無理かなぁ。

私のやる気次第なんだけど、そのやる気がね、どうなっちゃってんのか、ね。

暗いぞくらいぞ、いかんね。

かつにもあたり散らしてごめん。

仕事ってなんだろうね。

野田さんは独り身だから簡単にやめられただろうけど、しんたっくーやにしぐっちーには無理だよ、

よっぽどのことがない限り。

山口君も言ってたね、男は家庭を守るために仕事に就かなくちゃいけない、女とは考え方が違う、と。

確かにね、好き嫌いの問題ではなく、稼がねばならぬ、とな。

そう、森藤さんも、気まぐれに振り回されるっていつもつぶやいてるけど、

なんだかんだで自由にできるこの仕事から離れることはないだろう。

稼がにゃいかんもんな。

稼ぐためにお仕事をするのが基本です。

さくちゃんはお金で苦労したことがないから、お金のために働くのはイヤなんて言えるのよってぱんぱんちゃんに言われたけど、

まさしくその通りよね。

苦労したことなんてちっともないです。

だから、自己実現のために働くのがいいと思っているのです。

あぁ、それでもいいのかもしれないけれど。

でも、それだと他人と仕事してくには辛いかもな。

ひとりでやれって感じになるさ。

なるほどなるほど…。